私は26歳だが、年齢相応の常識がないと常々思っている毎日である。
社会常識も分からないし様々な制度やシステムが分かっていない。
マクドナルドの注文の仕方が分からないからマックには行けない。
そんな私だが、家族のことはもっと良く分かっていない気がする。
「血が繋がってるらしい奴ら」以上の情報を持ち合わせていないのだ。
特に、祖父母のことはほとんど何も知らないといっていい。
何人兄弟なのか知らないし、何歳なのかも怪しいところだ。
もっと言えば、一緒に住んでいるけれど父方の祖父母の名前に自信がない。
たぶん…これだよね?と思うのはあるけれど、確定的な根拠は特にない。
もっと言えば、祖父母の旧姓なんて気にしたこともなかった。
祖父母の兄弟の何人かは近くに住んでいて、「○○のおじさん/おばさん」と認識している。(○○は地名だ)
祖父母の、というか親戚の苗字なんて気にしなくても支障はないし、今後もないと思う。
そんな日々だったわけだが、今日は面白いことがあったので記録しておきたい。
台所のテーブルの上に何気なく置かれていた葉書。
それは祖父の兄の初盆供養のお知らせだった。
差出人は祖父の兄の息子だ。
以前から名前は知っていたが、初めて漢字でどう書くかを知ったのだった。
そして、そこに書かれていた苗字は、僕の知らないものだった。
以前から名前は知っていたが、苗字は知らなかった。
というか、父方の祖父の兄の家なのだから自分と同じはずだと思っていた。
ということは、あれ?じいちゃんって婿入りだったの?へー。新発見だなー。
…とは、ならなかった。
聞くと、祖母の苗字も違うらしい。
…ん?どういうことなの…。
と、途方に暮れましたよね。
実は、父方の祖父母は「両もらい」だったとのこと。
祖父は婿入り、祖母は嫁入り的な感じらしい。
言い方を変えると、夫婦揃って養子?らしい。
家系を途絶えさせたくない家がやる手法とのこと。
祖父母はお見合い結婚だったと聞いたことがある。
つまり、家系を途絶えさせたくない佐藤さん(仮称)がいて知り合いの伝手でお見合いをセッティング、田中さん(祖父仮称)と高橋さん(祖母仮称)が出会い結婚。
結婚後は佐藤さん(仮称)夫婦として生きてきたってわけですね。
一度も良い家系だと思ったことないんですが、父親が家を継げと私に言ってきた理由の一端が分かった気がします。
なんでもない家系なのに、途絶えさせたくないんでしょうなぁ…。
ということで、婿入り先を積極的に探していこうと思ったのでした。
にしても、自分の苗字のルーツが意味不明になって割とショックだ。
疑問にも思わなかった自分の苗字が自分の血とは関係なかったとはね。
いや、関係ないとまで言うと違うかもしれないけれど、
なんていうか、結局はそんなもんなのかもしれないね。
法律的にどうなってるのか知りませんが、こういう結婚もあるんですねぇ。
戸籍とか綺麗に出来たりするのかね?どうなってるんだろう?戦後のどさくさなのかな?
よく分かりませんが、夫婦揃って苗字を変えたい場合は途絶えそうな家系を継げば良いんじゃない????